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「植物園の日」とは?

2007年5月4日、新しい「みどりの日」が幕を開け、日本の「植物園の日」が誕生しました。

なぜ「植物園の日」?

みどりの日

 

国民の祝日「みどりの日」は、自然に親しむと共にその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日として制定されました。「みどりの日」は、2007年より5月4日に改定されました。

 

「植物園の日」プロジェクト

 

BGCIジャパンプログラムは、アヴェダ株式会社の2006年アースデー月間パートナーに選ばれ、日本における植物保全の推進と植物園の活性化を目的とする活動をご支援いただけることになりました。

そこでBGCIは、国内の植物園が一丸となって、多くの市民に、植物に感謝し、植物園の活動を応援してくださるように呼びかける「植物園の日」プロジェクトを、みどりの日に実施する企画をしました。日本初の「植物園の日」プロジェクトの成功を目指し、BGCIは(社)日本植物園協会と協力して、全国各地の植物園にこの事業への参加を呼びかけると共に、新しく制定された5月4日「みどりの日」を「植物園の日」と決めました。

 

私たちに必要なもの、それは植物!

 

植物は地球上の生物の中心的存在であり、人間の健康にとって必要不可欠な資源です。植物は基本的な生態系の機能を維持する重要な役割を果たし、世界中の野生生物の生存にとって欠かすことはできません。また、植物は私たちの暮らしには極めて重要です。私たちが日々の生活においてどれほど植物に頼っているか、少し考えてみましょう。

  • 食べ物:私たちが口にするすべての食物は、直接的または間接的に植物に由来するものです。人類の歴史を通して、およそ7000種の異なる植物が人々よって食べ物として消費されてきました。
  • 空気:光合成のすばらしいしくみについて初めて学習したときのことを思い出して下さい。植物は、光合成の副産物として酸素を作り出し、これによって、私たちにも生命が与えられているのです。
  • 水:私たちは水循環に関しても植物に依存しています。植物は地球上の水を分配し、浄化する役目があります。また、蒸散と呼ばれる作用を通して、土壌から大気へ水を循環させる役割も果たしています。
  • ハビタット(自然環境):私たち人間がさまざまに利用している自然環境(ハビタット)の骨組みを作り上げているのも植物です。人間だけでなくあらゆる生物が、必要な食物や棲み処を植物に依存しています。
  • 薬:処方薬の4分の1は、植物原料を含むもの、あるいは、直接、植物から作られたものです。現在、世界中の5人に4人が、植物に依存した薬を利用しています。

植物保全にもっと力を!

 

これほどまでに、私たちは植物に依存して生活しているのですが、事態はすでに危機に陥っています。植物学者の推定によると、世界中でおよそ10万種もの植物が絶滅を目の前にしています。これは世界の全植物相の3分の1以上。植物保全は、今、社会全体の問題として認識される必要があるのです。

 

植物園の活性化

 

日本には全国各地に植物園があり、その数は世界一とも言われるほどです。園の規模や特徴はそれぞれに異なり、四季を通じて、また時を重ねるごとに、魅力は変化しています。 しかし世界の他の国に比べると、日本の植物園は社会からの理解や評価がまだ十分ではありません。そして多くの人にとって、植物園はあまり馴染みのない場所であるのも現実のようです。より幅広い層の人が植物園を訪れるようになること、そして植物園ファンが少しでも増えるようになることによって、植物園の活動に対する社会からの支援はより確実になることでしょう。植物園の楽しさや魅力、そして役割や価値を、植物園自らが立ち上がって社会にPRすることが期待されています。 

人々の意識を高めるために

 

一般市民の環境意識を向上させる方法として、目的や意味をはっきりと掲げたイベントやキャンペーンを企画することは効果的です。世界的には、130年以上も続いている木と植樹の重要性を広める「植樹祭」や、1970年に始まった環境意識を高める「アースデイ」などが知られています

  

「植物園の日」プロジェクトの目的

 

BGCIが企画した2007年の「植物園の日」プロジェクトは、下記の目的によって計画されました。

  • 植物の多様性を称え、その恩恵に感謝する機会となること
  • 日本の植物園と「植物園の日」をPRすること
  • より多くの人が植物園を訪れるようになるきっかけとなること
  • 植物の保全の必要性に対する社会的認識を高めるようにすること
  • 地元の植物保全を推進させること

     

「植物園の日」は、(株)AVEDAとのパートナーシップ、そして(社)日本植物園協会と全国の協会加盟植物園との共同プロジェクトです。BGCIは、このプロジェクトが、BGCIと日本の植物園との協力の証となるよう、そして、日本の植物園および(株)AVEDAとのパートナーシップが、ますます発展することを願っています。